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面接も終盤に差し掛かると、面接官の方から「何か質問はありますか?」と聞かれることがあります。ここで「特にありません」と答えてしまうのは、あまり良い印象を残すことができず、むしろチャンスを無駄にしてしまっていることに。そうならないためには、採用につながるような的確な逆質問をすることが望ましいでしょう。
「してもしなくてもどっちでも良いのでは?」と思ってしまいそうになりますが、逆質問をした方が確実に好印象を持ってもらえます。そもそもなぜ面接官は逆質問を求めてくるのでしょうか?それは逆質問を通して、主に3つのことをチェックしているからなのです。
まずどの程度のコミュニケーション能力があるのかをチェックしています。特に美容部員の場合は接客業のため、お客様とコミュニケーションを取ることが必須。的確な逆質問をしたり、面接官との会話のキャッチボールの中で、応募者にコミュニケーション能力の素質があるかどうかを確認しています。
2つ目は仕事に対する意欲をチェックしています。仕事に対しての意欲や興味が本当にあるのなら、聞いてみたいことはいくつか浮かぶはずです。面接官はそのモチベーションややる気の有無を、逆質問という形で判断をしています。
対応力とは、面接官からの要求を正しく理解し的確な対応をできるかということ。逆質問をされることを予想してどのような対応ができるか、これまでのやり取りの流れを踏まえた上でのどんな対応をするのか、ということをジャッジされているのです。
逆質問は好印象を持ってもらえるような内容であることが望ましいものです。まず意識するべきことは、面接官が答えやすい逆質問を用意しましょう。
美容部員としての経験や知識に基づいた内容、美容部員のエピソードなどを尋ねると面接官にとっては答えやすい内容で好印象を持たれます。また自分にとっても参考になる意見を聞くことができるでしょう。
もし本社の人事担当が面接官の場合は、現場で働く立場ではないためあまりそのことを深く追求するような逆質問はNG。本社勤務の立場だから答えやすい会社としての取り組みや、今後の将来性についての内容を尋ねると良いでしょう。
逆質問は自分の熱意をアピールする絶好のチャンスです。そのためには自分の長所や経験を交えた内容にすると◎「メイクをすることが大好きなのですが、メイク技術を学べる研修はありますか?」など、ポジティブな内容は好印象を持たれるポイントです。
会社のホームページや求人募集に書いてあることを、わざわざ聞くのは避けましょう。面接を受ける前に下調べをしていないとみなされ、印象が悪くなってしまいます。
ただし下調べをした上で確認の意味で聞いておきたい場合は、「求人募集(ホームページ)に記載されていた内容を拝見しましたが」と前置きしてから尋ねると良いでしょう。
面接のやり取りの中で面接官が説明をした内容を、再び尋ねてしまうことのないよう気を付けましょう。あらかじめ用意をしていた逆質問だったとしても、すでに話題に挙がった内容をまた聞くというのは、単純に話を聞いていないと判断されてしまいます。
そのようなことを避けるためにも、聞きたいことは余裕を持って5つほど考えておくと良いかもしれません。
待遇や福利厚生、また残業はどれくらいあるのかということをストレートに聞くのは良くありません。確かに働く上で気になることではありますが、直接的すぎる聞き方をしてしまうのは避けましょう。
「美容部員の方たちはどのような休日の過ごし方をしていますか?」や「営業時間外に行う業務はありますか?」など、ニュアンスを変えて聞くようにしましょう。
逆質問で失敗をしてチャンスを逃してしまわないためにも、好感を持たれる例をご紹介します。
事務的な手続き、美容部員としてやっておいた方が良いことがあるかを聞くと、モチベーションの高さを評価されるでしょう。意欲的な態度を示すことができます。
美容部員にとってあると有利なスキルや資格について尋ねると、好感を持たれます。メイクに関する技術、色や化粧品の検定や資格などを取得しておくと働く上ではメリットになるため、仕事に対して一生懸命励む姿をイメージしてもらうこととなるでしょう。
美容部員のその後のキャリアアップを考えていることを伺わせる逆質問は、長く働いてくれることを期待され、好印象を与えます。自分の目標ややりたいことを明確にしておくと良いでしょう。
美容部員は高い美意識を持つことやメイク技術を身に付けること以外にも、お客様と接することが基本の仕事となるため、コミュニケーション能力も必要なスキルと言えます。
そのためには面接でいかにアピールするかが肝心。逆質問はまさにそのことを判断してもらうチャンスなのです。簡潔にまとめた具体性のある内容の逆質問をして、美容部員として働く意欲を面接官に感じ取ってもらうようにしましょう。