美容師として働くためには、面接に受かって採用をされなくてはいけません。面接で好印象を与えるためには、事前に準備して万全の状態で挑むようにしましょう。
美容師の面接対策やよく聞かれる質問をまとめました。
面接を受ける前には必ず対策をしておくようにしましょう。面接対策で一番やるべきことは、実際の面接を想定したシミュレーションです。自己紹介や志望動機などをスムーズに答えられるように練習しておきましょう。
また入退室のマナーや言葉遣い、聞きたいことやアピールポイントなどは伝えられるように、事前に準備をしておくと安心です。
美容師の面接の身だしなみは、他の業種に比べて割と自由なスタイルでも良いとされていることが多いでしょう。服装や髪型・髪色の制限もなく、自分らしさをアピールできる身だしなみで問題ないでしょう。
ただ面接当日になって慌てることのないよう、どのような身だしなみで面接に行くかを前もって考えておきましょう。いくら私服で良かったとしてもシワや汚れがある服では印象が悪くなります。アイロンをかけたりハンガーに吊るしておくなど、面接に向けての準備をしておくことも忘れずに。
「面接を受ける美容室はどんな雰囲気のサロンなのか?」「どのような人たちが働いているのか?」という点を知るためには、面接前にサロン見学をすると良いでしょう。ただ美容室の場合は、アパレルショップのようにふらっと立ち寄って客の立場として見学することは難しいので、事前にサロン見学をしたい旨を伝えておくようにしましょう。
予約をしておくと美容室のスタッフが案内をしてくれたり、質問に答えてくれることもあります。面接前にサロン見学をすれば、店の雰囲気や客層などを知ることができるので、非常に参考になるでしょう。
ただ混雑する時間や曜日は避け、短時間で済むように配慮する必要があります。
面接と聞くとスーツスタイルを思い浮かべますが、美容師の場合は私服で行うことが多いでしょう。ポイントは「清潔感のある服装」「サロンの雰囲気に合った服装」を意識すること。
美容師は接客業のため清潔感が求められます。お客様の髪や肌に直接触れるため、不衛生な印象を与えてしまってはいけません。そのため面接でも清潔感を重視した服装を心がけるようにしましょう。
またサロンに合った服装を意識してみるのも良いでしょう。美容室が高級感のあるサロンならシックな色合いやジャケットを羽織るとイメージに合います。反対にナチュラルな雰囲気のサロンなら白やベージュを取り入れた服装の方がしっくりきますよね。
私服面接は自由なスタイルがメリットではありますが、ふさわしくない服装だと印象が悪くなるので注意しましょう。
髪型に関しても特に決まりはありません。美容師の面接なので髪色も自由であることが多いでしょう。ただ髪が顔にかかってしまうようであれば、まとめたりヘアアレンジをしてすっきり見えるようにしておく方が良いですね。
服装と同様、髪型も清潔感を感じられることが大切です。また美容師としてお客様のお手本となるよう、髪のお手入れにも気を遣う必要があります。毛先が傷んでいたりボサボサの状態で面接を受けるのはNG。美容師としての意識の高さを評価されるような身なりを心がけましょう。
→面接でまず聞かれる質問です。「なぜこの美容室で働きたいと思ったのか」「美容師を目指した理由」などを具体的なエピソードを交えて答えるようにしましょう。
→自己PRでは自分の強みや良い部分をアピールしましょう。専門学校時代に学んだことやコンテストの入賞歴などがあれば立派な自己PRとなります。それ以外ではアルバイト経験や部活動で得たこと、美容師として活かせる自分の強みなども自己PRに使えるでしょう。
→面接では頑張ったことを聞かれることが多いですが、挫折体験を聞かれる場合もあります。その目的としては、ピンチやトラブルを対処する力を見極めるためで、挫折したことをマイナスに評価されることはありません。悔しい経験をした際にどのようにして立ち直ったのか、また克服した方法などを答えることが望ましいでしょう。
→美容師は向上心やポテンシャルが高い人に向いてる職業です。そのため美容師になったらどんな働き方をしたいのか、また将来のビジョンなどを尋ねられることもあります。
具体的に身に付けたいスキルや学びたいこと、理想の美容師像を明確にしておくようにしましょう。
美容免許を取得しても、美容師として雇ってもらわなくては活躍することはできません。技術も必要ですが、人柄や仕事への熱意などを総合的に見て評価をされます。
憧れの美容師として働くためにも、面接対策をしっかりと行い、自分の良さをアピールできるようにしたいですね。