面接では、受け答えや立ち居振る舞い以外にも、髪型や服装などの身だしなみも気をつけなくてはいけません。特に美容師はお客様と関わる仕事のため、清潔感のある身だしなみを心がける必要があります。
今回は、美容師の面接で好感を持たれる身だしなみのポイントをご紹介します。
【関連リンク】
美容師の面接対策|流れ・マナー・準備・質問回答・身だしなみ
INDEX
美容師は、見た目の印象が重視される仕事です。髪を扱う仕事のため、自分自身の髪のケアも怠ることなく、面接までに整えておきましょう。
また美容師には清潔感も求められます。不衛生な見た目やシミやシワのついた服などは清潔感に欠けるため、面接官にマイナスな印象を与えてしまいます。
面接では、清潔感のある身だしなみを心がけましょう。
面接では、言葉遣いや立ち居振る舞いもチェックされています。言葉遣いや態度が悪いと、お客様を不快な気持ちにさせてしまい、最悪の場合クレームにつながることも。
面接官に好感を持たれる受け答えや態度を意識しましょう。
コミュニケーション能力はどの仕事でも必要ですが、美容師では特に重要視されるスキルです。お客様の要望をヒアリングしたり、施術中に会話をしたりと、技術力と同じくらいコミュニケーション能力も求められます。
面接では円滑にやりとりができるかを見られているため、笑顔でハキハキと受け答えするようにしましょう。
美容師の面接の身だしなみの「OK例」と「NG例」をご紹介します。
OK | NG | |
---|---|---|
服装 | スーツ、オフィスカジュアル、清潔感を重視 | 派手な服、ハイブランドの服、露出が多い服 |
メイク | ナチュラルメイク | ノーメイク、派手なメイク |
髪型 | すっきりとした印象、長い人は一つにまとめる | 奇抜な髪色、表情が見えない髪型 |
ネイル | シンプル、オフィスネイル | 派手なネイル、長すぎるネイル |
アクセサリー | シンプルなデザイン | 装飾のついたもの、派手なもの |
カラコン | なし、ナチュラルなタイプ | 個性的な色のカラコン |
美容師は一般企業のような髪色の規定はありませんが、面接では清潔感のある髪を意識しましょう。髪が長い人は結んで、顔の印象がわかる状態にするのがマナーです。
服装は、スーツやオフィスカジュアル向けの服が適しています。シミやシワがないかを確認し、清潔感のあるスタイリングを目指しましょう。
面接の服装選びの基本は、清潔感のある服を選ぶことです。白や黒、グレーやネイビーなどのシックなカラーは清潔感をイメージする色なので、面接に適しています。
また、服が汚れていたりシワがあったりすると不衛生な印象を与えてしまうため、洗濯をしたきれいな状態の服を選びましょう。
美容師の面接は私服でも可能な場合が多いですが、基本的にはスーツが無難です。黒やグレーのスーツを選んで、着崩すことなく着用しましょう。
私服の場合は、オフィスカジュアル向けの服が適しています。
応募先のサロンコンセプトや雰囲気に合わせて、服装選びをするのもよいでしょう。イメージに合った服を選べば、応募先への理解をアピールすることにつながります。
アクセサリーは付けなくてもよいですが、もし付ける場合はシンプルなものを選びましょう。大ぶりなデザインやジャラジャラと音がするようなアクセサリーは、面接にはふさわしくないため注意が必要です。
カジュアルな店や個人経営の店ではスニーカーでも問題ないかもしれませんが、基本的に面接には黒のパンプスを履くのがマナーです。装飾がないシンプルなデザインを選びましょう。
サンダルやブーツは面接には不適切です。
面接にはジャケットを羽織るのがマナーです。コートは、面接会場の中に入る時は脱いで、手に持った状態で入室するようにしましょう。
面接に適しているのは、履歴書が入るサイズのバッグです。面接中は床に置くことも多いため、自立するタイプのバッグを選ぶとよいでしょう。
面接時のメイクは、ナチュラルメイクが基本です。丁寧にベースメイクをして、チークで血色感を出すと健康的な印象を与えられます。
リップはコーラルやローズ系、ピンクベージュなどの色がおすすめです。キラキラしたものやグロスの塗りすぎには注意しましょう。
アイメイクは、マスカラを丁寧に塗って清潔感のある目元を意識することがポイントです。派手なアイシャドウや長すぎるアイラインは、清潔感を感じられない上に面接に適していないため、ナチュラルに仕上げるようにしましょう。
面接の髪型は、清潔感を重視しましょう。顔に髪がかかってしまうと、表情がわからなくなるため、結んでスッキリまとめるのがおすすめです。
一般企業に務める場合は、髪色は6〜7トーンくらいと決められていることが多いため、面接でもこれくらいの髪色にしておくと安心です。
ただ美容師の場合は、髪色の規定はないことが多いので「根元が伸びていないか」「毛先が傷んでいないか」などをチェックし、面接までに整えておくようにしましょう。
ネイルは、シンプルなデザインが好ましいでしょう。うすいピンクやベージュ、フレンチネイルなどのデザインは清潔感があるため、面接に適しています。
派手な装飾や長いネイルは、不衛生な印象を与えるため控えましょう。
ネイルはしなくても問題ありません。何も塗らない場合は、長さを整えてネイルオイルやハンドクリームで保湿をしておきましょう。
履歴書は、プロフィールや志望動機を書く書類です。応募先で働く熱意が伝わるように、具体的なエピソードを取り入れて書きましょう。記入漏れや誤字脱字のチェックも忘れずに。
証明写真は、早めに撮影しておくと安心です。
職務経歴書は、これまでの就業経験をまとめて自分のキャリアや実績をアピールするための書類です。自分のスキルや経験をアピールできる内容になっているか、何度も確認しておきましょう。
職務経歴書の作成が苦手な人は、サンプルをダウンロードして書くのがおすすめです。
面接日時や場所の確認は、必ずしておきましょう。ビル名や駅名などを勘違いしていると、遅刻する可能性があります。事前に場所や行き方の確認をして、当日は余裕を持って行動しましょう。
また、美容師の面接では実技テストがある場合が多いため、ハサミが必要かどうかを確認しておくと安心です。
面接対策をすると、落ち着いて面接を受けることができます。面接官に聞かれそうな質問を想定し、どのように回答するかを練習しておきましょう。
・「なぜ美容師になりたいと思ったのですか?」
・「うちのサロンで働きたいと思った理由を教えてください」
・「美容師になってどんな活躍をしたいですか?」
・「自己PRを30秒でしてください」
・「学生時代に力を入れたことはなんですか?」
・「長所と短所を教えてください」
・「前職ではどんな業務をしていましたか?」
【関連リンク】
【回答例あり】美容師の面接でよく聞かれる質問まとめ
【例文あり】面接官に響く美容師の志望動機!
【回答例あり】美容師の面接で好印象な自己PR
【回答例あり】美容師の面接で転職理由を聞かれたら?
【例文あり】美容師の面接でよく聞かれる逆質問まとめ
面接対策では、身だしなみのチェックは必ずやっておかなければいけないことです。面接官に、好感を持たれる身だしなみを心がけましょう。