エステのお仕事に興味はあってもすでに本業があるとなかなかスクールに通って勉強をするというのは、現実的に難しい話。スクール費用もかかり、挫折をしてしまう恐れもあります。それならいっそ副業という形でエステティシャンを目指してみるのはいかがですか?Wワークをするにあたってのメリットや未経験でも無理なく働くコツを伝授します。
実はエステのお仕事は副業やWワークがしやすい職種。実際に求人をチェックしてみると「副業可能」や「WワークOK」というサロンが多く存在します。そのためエステティシャンは本業とかけもちをして働くことができると考えて良いでしょう。
副業として働く上で採用されやすい条件としては、仕事帰りに来店されるお客様が多い夕方に勤務ができるか、また土日などの混雑しやすい曜日に勤務ができるかということがポイントになります。
本業の就業時間や勤務スタイル、残業の有無などをしっかり考慮して、問題がなければWワークが可能ということになるでしょう。
Wワークをするにあたって確認しておかなければいけないのが、本業の方が副業を許可しているかどうか。就業規則で副業を禁止しているのであれば、働くことはできません。隠れて副業をしてしまうと、もしそのことが判明した時に処分や解雇を命じられる恐れもあります。
そのため副業をしたいのであれば、就業規則に反してしまうことがないように気を付けましょう。
エステのスクールに通ったり経験者でないと働けなさそうなイメージがありますが、未経験者歓迎のサロンなら経験がなくても働くことが可能です。
ただいきなりお客様の施術ができるというわけではなく、事前に研修を設けているサロンがほとんど。技術面以外にもエステティシャンが身に付けておくべき専門的な美容知識、接客マナーやサロンワークまでみっちり教えてもらいます。
覚えることがたくさんあり大変ではありますが、手厚いサポートや研修制度を取り入れているサロンなら、未経験でも副業にチャレンジしやすい環境と言えるでしょう。
いきなりエステティシャンを目指して働くのではなく、アシスタントや受付、清掃スタッフという違うポジションからエステのお仕事に携わる方法もあります。Wワークをすることに不安がある人もアシスタントやそのほかの業務をすることから始めるのであれば、負担は少ないので働きやすいでしょう。
先輩エステティシャンのサポートや様々な業務を通して、いずれエステティシャンを目指すというのも一つの道です。
収入が増える
エステティシャンを副業にすると収入が増え、安定した生活を送ることができます。本業の収入だけでは不満があったとしても、副業をすることで余裕が出てくるでしょう。
エステティシャンの副業における雇用形態は、アルバイト、もしくは業務委託というスタイルで働くことができます。アルバイトなら時給制で働いた時間分のお給料が支払われることになりますが、業務委託の場合は完全歩合制になるためお客様の施術をした分の報酬が支払われることになります。
手に職がつく
エステティシャンとして働くと手に職がつくことがメリットと言えるでしょう。本業が異なる職種なら、副業を通してエステティシャンという技術と知識が身に付きます。
手に職がついたならいずれエステティシャンを本業にシフトしたり、自分のサロンを持つことだって叶います。このことは自分の強みとなりWワークをする利点となるでしょう。
見た目が美しくなる
基本の考えとして、エステティシャンは人を美しくするお仕事であることは大前提ですが、とは言っても働いていくうちにみるみる自分の美意識も向上しキレイになることが期待できるでしょう。
身なりや姿勢、言葉遣いや所作に至るまで、今まででは意識していなかった細かな部分にまで配慮するようになり、自然と美しさを兼ね備えることができます。
勤務時間が長くなる
Wワークをすると収入が増えるものの、その分勤務時間が長くなってしまうことは否めません。そうすると肉体的にも精神的にも負担がかかるため、そのスタイルに慣れるまでは疲れてしまうことも多いでしょう。自分のキャパを超えないように調節しながら働くことが大切です。
スケジュール管理の大変さ
本業に加えてもう一つ仕事が増えればスケジュール管理に大変さを感じることも。本業の仕事が忙しい時や残業が発生してしまうと、副業にも影響してしまいます。あくまでも本業をメインに生活の基盤を整える必要があるため、その二つのバランスが崩れてしまうとどちらにも悪影響を及ぼしたり迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。
そのためスケジュール管理は余裕を持っておくことがベスト。詰め込みすぎると何らかのトラブルが起きやすくなるので、Wワークをする時はその点に気を付けておく必要があります。
せっかくWワークを始めるのなら長く続けたいもの。そのためには計画性を持つことが重要です。本業と副業、それぞれの仕事内容や勤務時間、給料などをじっくり照らし合わせ、どのようにすれば無理なく働くことが可能か?ということを考えます。
「本業が平日出勤だから土日に副業としてエステのお仕事をやる」「土日はプライベートの時間を確保したいから平日の仕事終わりにシフトを組んでもらう」など、自分の可能な範囲で働くようにしましょう。
また「あと3万円プラスで欲しいからその分だけ副業で稼ぐ」や「いずれは副業から本業にできるようにスキルを身に付けたい」など、具体的な計画を立てておくこともWワークを成功させるコツです。
女性の憧れの職業でもあるエステティシャンは、副業として働きやすい職種とも言えます。本業があるけれどエステのお仕事にも挑戦をしたいという人は、まず副業という形で働いてみるのがおすすめです。
そのままWワークを続けるのもいいですが、ある程度スキルや自信が身についたら、エステティシャンを本業にすることもできます。
様々な可能性を最大限に活かすためにも、無理のない範囲内でWワークを実現してみてはいかがでしょうか?