美容師の仕事内容はつらい？美容師のやりがいやメリット・デメリットとは

1、美容師の仕事内容とは？

美容師はお客様の髪を美しくするお仕事です。髪のカットをはじめ、カラーやパーマ、ブローやセット、シャンプーやヘッドスパなどを行うため、専門的な知識と技術を要する職業といえるでしょう。そのため国家資格である「美容師免許」を取得をすることが、美容師として働く上での条件となります。
また髪以外にも、ネイル、メイク、まつ毛エクステ・パーマ、といった他の美に関するジャンルや、着付けなどを行なっているサロンもあるため、より専門性のあるスキルを身につける美容師も多いでしょう。
 
 

2、美容師のお仕事のやりがい

お客様に感謝される

施術を終え、お客様に「ありがとう」と言われて喜ぶ姿を見ることができるのは、美容師にとってやりがいを感じる瞬間といえるでしょう。サロンに来店されるお客様は何かしら髪のお悩みを抱えていることが多いもの。また”芸能人の◯◯みたいな髪型になりたい”と希望を持って来店されるお客様もいます。
そのような悩みを解決したり望みを叶えることができ、お客様に感謝をされた時に、美容師としての喜びを感じられるでしょう。

スキルが身に付く楽しさ

美容師は髪に関する知識やヘアカット技術など、高度なスキルを身に付ける必要があります。美容師の専門学校に通って美容師免許を取得したのちにサロンに就職をするのが一般的な流れですが、実際に働き始めてからも学ぶことはたくさんあります。
そのようにスキルが身に付くことで自分の自信にもつながる部分は、美容師ならではのやりがいを感じられることといえるでしょう。

自分のお店を持つことができる

スタイリストとして何年か勤務して美容師としてのノウハウを学ぶことができたら、いずれは自分のお店を持つことも可能です。独立すれば自分のペースで美容師を続けられるため、このことを目標としている美容師も多いでしょう。
独立するということは責任感やプレッシャーもありますが、この夢に向かって頑張ることができるのも美容師のやりがいの一つといえるのではないでしょうか。
 
 

3、美容師のお仕事をするメリット・デメリット

＜メリット＞
 

手に職がつく

美容師になると国家資格を取得することになるため、専門的な技術を身に付けることができます。いわば手に職をつけることができるので、自分の強みとなるでしょう。
女性の場合、結婚を機に退職をしたとしても、美容師のスキルや経験を活かして再び働き始めることもできます。

好きな髪型や髪色に挑戦できる

一般的に社会人になって働くようになると、会社の規定によって髪型や髪色に制限が設けられることが多いと思います。ですが基本的に美容師はそのような規定はなく、自分のやりたい髪型や髪色に挑戦することができます。
むしろ美容師として髪のケアは常に気を遣うべきなので、お客様に憧れられるような髪型にしたり、新色のカラー剤を使用して宣伝する役割もあるでしょう。

頑張りが認められる

美容師は歩合制を取り入れているところも多く、自分の頑張りが認めてもらえれば給料がアップしたり、良い待遇を受けられることもあります。人気のスタイリストになればお客様からの指名も増え、それがやりがいとなりますます美容師としてのスキルを磨くことができます。
美容師はシビアな仕事ではあるものの、その分頑張りを評価してもらいやすい環境であることは、働く上でのモチベーションにつながるでしょう。
 
 

＜デメリット＞
 

アシスタント期間の大変さ

どの美容師も口を揃えて言うことは、「アシスタント期間が大変」「つらかった」ということ。美容師になれたとしても、始めは下積み期間として３年ほどはアシスタントとして働きます。アシスタントの仕事は、シャンプーや店内の清掃、スタイリストのサポート業務などがほとんど。また毎日遅くまで残って技術習得のための練習が必要になるので、アシスタント期間に辞めてしまう美容師も多いようです。

年収が低い

美容師は他の職業に比べて、年収が低いと言われています。その原因はボーナスがないことが挙げられるでしょう。美容師の平均年収は300万円ほどで、一般的な平均年収よりも100万円ほど低いことがわかります。
スタイリストになって活躍できるようになれば年収が上がる見込みもありますが、どうしても年収の低さはデメリットを感じてしまう部分かもしれません。

立ち仕事や手荒れ

お客様の施術を行う時は基本的に立ちっぱなしの状態が続きます。予約の多い日だと、休憩を取ることができずに次のお客様を担当することもあるでしょう。またカラー剤やシャンプーなどが原因で手荒れを引き起こすのも、美容師ならではの職業病といえます。
そのため美容師は体力的な辛さを感じることも多く、自分なりの対策をしながら働く必要性があるでしょう。

4、まとめ

美容師の仕事は大変な面もありますが、美容師にしか感じられないやりがいも多くあります。専門的な技術が身に付くだけでなく忍耐力も鍛えられるため、自分自身を成長させることができる仕事といえるでしょう。