とにかく新人時代は技術力を磨くために、練習の日々。営業後にサロンに残って練習して、家に帰ってからまた練習……。
少しでも早く一人前のネイリストになるためには、新人時代の努力が肝心です。
丁寧に施術をするのは当然ですが、時間内に終わらせることも重要なこと。ただ、ネイリストデビューしたての頃は時間配分が難しく、次の予約のお客様が来店して慌ててしまうことも多いです。
甘皮の処理をしていないお客様だと、気合いが入ってしまうネイリストが多いです。キレイに甘皮の処理ができると、「よしっ!」と達成感があるのだとか。
施術中に、いつのまにか服に付着したストーンやラメ。服がダストまみれになることも多いですが、ストーンやラメがくっついていてしまうのもあるあるです。
細かなパーツの管理はとにかく大変。何がどこにあるかがパッと見てわかるように整理しなくてはいけないので、整理整頓が基本です。
そのパーツをうっかり落としたりこぼしてしまうと、小さなストーンやブリオンなどが散乱して悲惨な状態になることも……。
ネイリストの職業病ともいえる、首こりや肩こり。下を向いて2時間近く作業をしなくてはいけないので、首や肩に負担がかかってしまいます。
ネイリストには行きつけの整体やマッサージ屋さんがあることが多く、休みの日は体のメンテナンスが欠かせません。
細いラインを描く時や小さなパーツを乗せる時は、息を止めて全集中!ネイリストには集中力が必須です。
コロナ禍でマスクをする機会が多くなりましたが、元々ネイリストは勤務中にマスクをつける人が多いです。ジェル特有の匂いやダストの吸い込みを防ぐためにマスクを着用していますが、実はすっぴんを隠すためでもあります。
朝の時短につながるので、これが定番スタイルになっているネイリストも多いでしょう。
ネイリストの多くは、「自分の店をもつこと」を夢に掲げています。独立するためにスキルを磨いたり顧客を増やしたりと、夢に向かって今できることを頑張っているネイリストが多いでしょう。
美容専門学校に通っていたネイリストは、美容師免許を取得している人もいます。「美容師免許を持っているからアイリストもやってみたい」と、ネイリストに限らず選択肢が増えることは自分の強みになります。
施術中、ずっとスマホをいじるお客様は案外多いもの。1〜2時間程度のことを我慢できないのでしょうか……。
仕事が忙しいとか、急な連絡をしなくちゃいけないなら仕方ありませんが、ネイリストとしては正直やりづらいのが本音だったりします。
普通に友達と電話をし始めるお客様もいるので、それは周りのお客様への迷惑にもなるため、控えてほしいものです。
なぜかじっとしていられないお客様もいます。髪を触ったり目をこすったり、落ち着きがない様子だとネイリストも気になって集中できません。
そのようなお客様は、ジェルを硬化する前に指をぶつけたり、硬化中も指を動かしたりするので、ネイルの仕上がりにも影響が出てしまいがち。
施術中は、「お客様との会話が楽しみ」というネイリストも多いです。世間話や時事ネタなどで盛り上がったり、最新のトレンドスポットやおすすめのカフェを教えてもらうなど、お客様との会話を通して情報収集をしています。
他店から来られるお客様のネイルを見て、いい意味でも悪い意味でも驚かされます。「このデザインかわいい」「ケアも含めて丁寧で技術力がすごい」と刺激を受けることもあれば、「下手すぎる……」「オフするのが大変そう」など、自分では絶対しないようなネイルにびっくりすることも。
自分を指名してリピーターとして通ってくれる大切なお客様のことは、だんだん好みも把握できるようになります。
「シンプルなデザインが好き」「イベントがある時は派手なデザイン」「推しのメンバーカラーがグリーンだからネイルもグリーンを取り入れる」など、お客様のことを知っていくと、ネイルの好みもわかるようになってくるのです。
職業柄、人のネイルが気になってしまうのは定番のあるある。人の顔よりもネイルの方が気になるくらい、すぐに手元に視線がいってしまいます。
テレビに出ている芸能人のネイルも、つい見てしまいがち。
ネットやSNSで見つけたかわいいデザインのネイルや、デザインの参考になりそうなネイルはすぐにスクショ。そのため、画像フォルダはネイルの写真ばかりになってしまいます。
ネイリストは手や指を怪我すると、全くといっていいほど仕事になりません。骨折なんてしたら治るまで施術はできないので、他のネイリストに担当を代わってもらうしかないのが現実。
健康管理も含め、手や指は怪我をしないように常に気をつけて生活しています。
ネイリストをやっていると言うと、「ネイルやって」とお願いされます。仲のいい友達や家族なら無償でやってあげるけど、こっちもプロとして商売としてやっているので、誰にでも気軽に施術するなんてできません。
きちんとサロンにお客様として来てくれたら、責任をもって施術させていただきます!
ネイリストあるあるはいかがでしたか?ネイリストの方なら共感できることも多かったはず。
ネイリストをしているとうれしいことも大変なこともありますが、あるあるネタとして笑いに変えて、楽しくネイリストの仕事を続けたいですね。