ネイリストは、日々の忙しさや疲れから、自分の身だしなみが疎かになってしまう人も多いようです。施術中はダストやポリッシュで汚れることも多く、またマスクをつけるため身だしなみを意識するモチベーションが下がりやすい環境が原因かもしれません。
今回は、ネイリストに相応しい服装・髪型・メイクのポイントや、意識するべきことをご紹介します。
ネイリストの服装は、施術の邪魔にならない服を選ぶ必要があります。施術中は腕まくりをすることが多いため、袖が落ちてこないものが適しています。袖がゆるいものやダボッとしたシルエットのものは施術の妨げになるため注意しましょう。
施術中はダストが服に付着しやすいため、汚れてもいい服を選びましょう。ニットはダストが付きやすい上に、ニットの毛が抜けて施術中の爪に付着するリスクもあるので、ネイリストには適さない服です。
汚れても払い落としたり洗いやすい素材のものを選び、ナイロン素材のようなさらっとした質感の服が適しています。
ネイリストには清潔感が求められます。不衛生な服や露出の高い服を着ているネイリストに施術をしてもらいたいとは思わないため、清潔感のある服装を心がけましょう。
ネイルもファッションの一部です。デザインやカラーに合う服を着ると統一感が出るので、
ネイルをベースにした服装選びをするのもよいでしょう。
ネイリストは、サロンのコンセプトや雰囲気に合った服が好まれます。もし服装選びが難しい場合は、シンプルな服やベーシックカラーを選びましょう。
ネイリストは下を向いて施術するため、顔に髪がかからないように工夫しなくてはいけません。施術の邪魔にならないよう、髪が長い人はまとめたりピンでとめるのがおすすめです。
施術中に髪を触ることはできないため、出勤前に髪型を整えておきましょう。
お客様とは対面で施術をするため、髪は目につきやすい部分です。髪の根元が伸びていたり傷んでいたりすると、不衛生な印象を与えるため注意しましょう。
清潔感のある髪型を心がけることがポイントです。
髪色はサロンによって規定があるため、サロンの方針に合わせましょう。サロンによっては金髪や派手な髪色を許可していることもあるため、髪色自由のサロンを選ぶと制限なくおしゃれを楽しむことができます。
服装や髪型と同じように、サロンの雰囲気やコンセプトに合うメイクが理想です。
インテリアはサロンの世界観を反映していることが多いため、その雰囲気に合うメイクを目指しましょう。
ギャル系のネイルを施術するサロンであれば、派手なメイクでもOKの場合が多いですが、基本的にはナチュラルメイクが適しています。忙しい日はメイク直しをする時間がないため、崩れにくさを求める部分でも、ナチュラルメイクがよいでしょう。
お客様は「ネイリストがどんなネイルをしているか」が気になるため、必ずチェックしています。トレンドのデザインやカラーを取り入れたネイルをしておけば、お客様に提案することが可能なので、自分自身のネイルも忘れずに行うことが大切です。
ネイルサロンに通う頻度は月に1回が目安なので、前回とは違うデザインでリピーターのお客様を迎えられるようにするとよいでしょう。
ネイルをしてもらうなら、センスのある人に施術をされたいと思うのは当然です。ファッションや美容への意識の低さが見た目から伝わってくると、お客様は「この人に任せても大丈夫なのか?」と不安な気持ちになってしまいます。
美容業界で働く立場として、美意識を高く持つこともネイリストに求められる部分です。
お客様とは至近距離で施術を行うため、ネイリストの髪型や服装が目に入りやすい状況です。そのため服に毛玉がついていたり、髪が伸びてプリン状態になっていたりするのも、お客様はわかってしまいます。
忙しいと自分の身だしなみに気を使うのは難しいかもしれませんが、清潔感は忘れないようにしましょう。
基本的に施術中はマスクをするため顔はほとんど隠れますが、ノーメイクはNGです。ネイリストは美容を扱う仕事のため、常にお客様に見られている意識を持つ必要があります。
ただ、「朝早くて忙しい」「マスクをするからメイクをする気になれない」「メイク直しをする時間がない」などの事情があるネイリストも多いため、その場合はまつげパーマやまつげエクステなどをして、時短かつキレイな目元を意識するだけも印象が変わるのでおすすめです。
ネイリストなのに、ネイルが伸びっぱなしだったりケアをしていなかったりすると、だらしない印象を与えてしまいます。お客様の施術をすることが仕事だとしても、ネイリストとして常に自分の爪はキレイな状態をキープしておきましょう。
露出度の高い服やサロンコンセプトにマッチしない服はふさわしくありません。自分が好きな服だとしても、お客様が見て嫌な気持ちになる服装は避けるのがマナーです。
ネイリストはお客様との距離が近いからこそ、身だしなみに気を配る必要があります。基本的には、エプロンやマスクをするため、顔や服はそこまで明確に見えるわけではないものの、だらしなさや不衛生さはわずかなことでもわかってしまいます。
お客様の信頼を得るためにも、ネイリストとして服装・髪型・メイクはどんな見た目がふさわしいかをしっかり考えてみましょう。