美容カウンセラーの面接対策では、逆質問を考える必要があります。逆質問は、面接官に質問ができる絶好のチャンス。不安なことやわからないことを聞くだけでなく、最後のアピールタイムとして、面接官に好印象を与える逆質問を考えましょう。
今回は、美容カウンセラーの逆質問例と面接対策のポイントをご紹介します。
INDEX
美容カウンセラーの面接では、応募者の意欲や熱意を知るために、「何か質問はありますか?」と面接の最後に聞かれることがあります。
応募者からの逆質問が意欲的な内容であれば好感を持たれますが、反対にネガティブなことを聞いてしまうとマイナスな印象を与えてしまうため、注意が必要です。
働き方やキャリアアップについてなど、詳しく知りたいことを逆質問で聞くと、入社後のイメージがしやすくなります。
応募者の疑問や不安をクリアにして、「安心して入社してもらいたい」という意図から、逆質問を行うクリニックが多いでしょう。
面接前に2〜3つくらいは聞きたいことを考えておきましょう。すでに面接のやりとりの中で話題に上がったことや、面接官が説明してくれた内容を逆質問で聞くのは「話を聞いていない」と判断されるため、臨機応変に質問内容は変える必要があります。
そのため、2〜3つほど逆質問を用意しておくと、話の流れや時間の都合を考慮して柔軟に対応することができるでしょう。
・「入社までに準備しておくことはありますか?」
・「美容カウンセラーになるためにやっておくべきことはありますか?」
・「御院のキャリアアップ例を教えてください。」
働く意欲をアピールする逆質問は、面接官に好感を持たれます。また、キャリアアップ例を聞くのも、向上心をアピールできるため効果的な逆質問です。
・「美容カウンセラーは未経験ですが、研修期間や研修内容について教えてください。」
・「美容カウンセラーの1日のスケジュールを教えていただけますか?」
・「個人や店舗での売上目標はありますか?」
・「美容カウンセラーが取得した方がいい資格はありますか?」
美容カウンセラーの経験がない人は、不安やわからないことが多いと思います。研修期間や研修内容、美容カウンセラーの1日のスケジュールなど、働く前の不安を解消できる逆質問をしてみましょう。
美容カウンセラーにはノルマが課せられる場合もありますが、「ノルマはありますか?」と直球で聞くのはあまり良い聞き方とは言えません。ノルマについて聞きたい時は、「目標」という言葉に置き換えて聞くと、ポジティブな印象を与えることができるでしょう。
・「御院のクリニックでは、カウンセリングに力を入れているとのことですが、美容カウンセラーとして心得ておくべきことがあれば教えてください。」
・「御院で導入されている○◯の施術内容について教えていただけますか?」
応募先のクリニックのコンセプトや方針、施術内容などに関する逆質問は、興味や関心の高さをアピールすることができます。
一歩踏み込んだ逆質問をすることは、面接官の印象に残りやすく好感を与えることができるでしょう。
・「福利厚生について詳しく教えてください。」
・「キャリアアップすると給料はどれくらい上がりますか?」
・「ボーナスの金額を教えていただけますか?」
・「残業はありますか?」
・「土日は休むことができますか?」
・「ノルマを達成できないとどうなりますか?」
・「美容カウンセラーの仕事は大変ですか?」
給料や福利厚生は気になる内容ではありますが、逆質問で聞くのは避けた方が無難です。働くことよりも、待遇やメリットを目的にしている印象を与えてしまいます。
基本的に逆質問では、ネガティブなことを聞くのはNG。どうしても聞きたい場合は、聞き方を工夫しましょう。
福利厚生について聞きたい場合は、「資格取得支援制度に興味があります。美容カウンセラーとしてスキルアップできる福利厚生は、その他に何がありますか?」というように、意欲的な聞き方をすることがポイントです。
逆質問を考えて面接に臨んだとしても、「すでに面接官が説明してくれた」「やりとりの中で話題に出てしまった」という場合、聞くことがなくなることも想定されます。
その場合は、「先ほどお話ししていただいた◯◯の件ですが、もう少し詳しく教えていただけますか?」と深掘りする逆質問に変えて聞いてみましょう。
もし、どうしても逆質問が思い浮かばない場合は、「特にありません」ではなく、「丁寧にご説明していただいたため、不明な点はありません。ありがとうございました」と、伝えると好印象を与えることができます。
・「志望動機を教えてください。」
・「自己PRをしてください。」
面接でよく聞かれる「志望動機」「自己PR」などは、美容カウンセラーの面接でも必ず聞かれます。応募先のクリニックで働きたいと思った理由や、美容カウンセラーになったら活かせるスキルや経験をアピールすることがポイントです。
・「美容カウンセラーになってやってみたいことは何ですか?」
・「美容医療を志望した理由を教えてください。」
美容カウンセラーの適性や意欲をチェックするための質問をされることがあります。応募先のクリニックの下調べを入念に行った上で、好感を持たれる回答を目指しましょう。
また、美容医療に関しての偏見やマイナスな印象を与える回答は、美容カウンセラーの適性がないと判断されます。
美容医療や美容カウンセラーの仕事への理解、働く熱意をアピールすることを意識しましょう。
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【回答例あり】美容カウンセラーの面接でよく聞かれる質問集
書類選考では履歴書や職務経歴書を見て、選考基準に基づいて判断します。
書類選考が通過した応募者は、一次面接に進みます。一次面接は採用担当者が行い、応募者の人柄や志望動機などをチェックしています。
一次面接に合格すると、二次面接に進みます。二次面接では、サロンマネージャーや役職のある人が行うことが多いでしょう。
最終面接では、採用を決める最後のステップです。応募先クリニックで働きたいという熱意や意気込みをアピールします。クリニックによっては、カウンセリングのスキルチェックや適性検査を行うこともあります。
①入室の際はドアを3回ノックして、面接官の反応があったら、「失礼いたします」と言って、ドアを開けます。入室したらドアの方に体を向けて閉め、面接官の方に向きを変えてお辞儀をします。
②入室したら椅子まで歩いて横に立ち、面接官の指示に従います。(「お掛けください」「名前をお願いします」などの言葉をかけられる)
③椅子に掛けるように言われたら、「失礼いたします」と軽くお辞儀をして着席します。バッグは椅子の横に置きます。
面接官の質問に答えます。聞かれる内容は、「志望動機」「長所・短所」「自己PR」「入社したらやりたいこと」「学生時代に力を入れたこと」「逆質問」などが一般的です。
面接の所要時間は、30分〜1時間程度が目安で、個人面接もしくはグループ面接を行います。
①面接が終わったら椅子から立って、「本日はありがとうございました」と言ってから深くお辞儀をします。
②ドアの前まで行ったら面接官の方を向き、「失礼いたします」と言ってお辞儀をしてから退室します。最後まで気を抜くことなく、所作や立ち居振る舞いにまで気を配るようにしましょう。
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美容カウンセラー【面接対策】流れ・マナー・準備・質問回答・身だしなみなど
美容カウンセラーの面接では、スーツやオフィスカジュアルなど、清潔感のある装いを意識しましょう。
濃いメイクやノーメイクは、面接にはふさわしくありません。ナチュラルメイクで仕上げましょう。
面接では顔の印象がわかる髪型にしなくてはいけません。お辞儀をして顔を上げた時に、顔に髪がかかるようなら、ピンで留めたり一つにまとめたりと、すっきりした髪型を心がけましょう。
金髪や派手な髪色は、美容カウンセラーにはふさわしくありません。クリニックによっては「髪色自由」の場合もありますが、面接の場にふさわしい髪色は、6〜7トーンが理想です。
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美容カウンセラー【面接対策】好印象な服装・メイク・髪型
BeAleでは、実際に面接を受けた人の面接体験談をチェックできる、「面接体験レポート」という口コミサービスがあります。
面接体験レポートでは、「面接方法」「所要時間」「面接官の人数・性別・年齢」などを知ることができ、マイページにログインすると「質問された内容」まで閲覧することが可能です。
面接の事前対策として活用することができるので、これから面接を受ける人はぜひご参考にしてくださいね。
面接を終えたら、その体験をレポートとして投稿することができます。
投稿の方法はとっても簡単。まず、BeAleから応募をした後、マイページにログインします。ログインをしたら、「応募履歴」→「面接体験レポート」から回答をして終了です。3分ほどでできるので、簡単にレポートを投稿することができますよ。
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逆質問は、「何を聞いたらいいのかわからない」と悩む人もいるかもしれませんが、応募先で働き始めたことを想像してみると、聞きたいことが明確になります。ネガティブなことを聞くのは避け、好印象を与えることのできる逆質問を考えましょう。