美容クリニックで、お客様の受付やカウンセリング業務を行うのは、美容カウンセラーが担当しています。美容カウンセラーは、資格や経験がなくても働けるため、美容に興味がある女性に人気の職種です。
今回は、美容カウンセラーを目指す人に向けて、面接でよく聞かれる質問と回答例をご紹介します。
美容カウンセラーの求人は数多くある中で、応募先のクリニックを選んだ理由を答えるようにしましょう。
クリニックの方針や理念などを事前にリサーチして、そのクリニックならではの魅力や働きたいと思ったきっかけを、具体的に答えることがポイントです。
「貴院で働きたいと思った理由は、お客様の希望を叶えるだけでなく、精神面でのサポートも積極的に行っている点に惹かれたからです。
以前、貴院に通っていた時に、美容カウンセラーの方が親身になって相談に乗ってくれたり、不安な気持ちを解消するために励ましてくれたりと、とても心強いサポートをしていただきました。
私も、『お客様に寄り添った美容カウンセラーになりたい』と思い、この度応募を決意いたしました。」
美容医療というジャンルを選んだ理由を、把握するための質問です。美容医療は、センシティブな内容を取り扱うため、美容を目的とした医療行為に対しての専門的な知識と、理解する心が求められます。
偏見や差別的な見方をする人は、美容カウンセラーの仕事に向いていないので、美容クリニックで働く適性があるかを見極める意味があります。
「美容医療は、施術によって前向きな気持ちになれたり、自分に自信が持てたりと、人に生きる喜びを与えることができると思っています。実際にお客様に施術をすることはできなくても、美容カウンセラーの仕事は、たくさんのお客様のサポートができることに魅力を感じました。
元々美容や美容医療にも興味があった時に、美容カウンセラーの仕事を知って、私も美容クリニックで働いてみたいと思うようになり、この度応募をさせていただきました。
一人一人のお客様に向き合って、見た目も内面も美しくなるためのサポートができる美容カウンセラーを目指したいです。」
働く意欲や向上心をチェックする質問です。美容カウンセラーの仕事にどんな姿勢で取り組むのか、また、将来的にどんな活躍をしたいのかを答えると、好感を与えることができます。
「まずは美容カウンセラーとして一人前になれるよう、先輩に指導を受けながら、一歩ずつスキルを身につけていきたいです。お客様の要望に応じた提案やサポートを行うためにも、能動的に動ける美容カウンセラーを目指します。
いずれは、キャリアアップをして主任やマネージャーといった役職に就いて働きたいと思っています。美容カウンセラーの育成や管理といった業務に携わることにも興味があるので、志を高くもって働きたいと思っています。」
転職の場合は、前職について聞かれることもあります。職種、仕事内容、勤続年数、実績などを答えます。
美容カウンセラーに活かせる経験やスキルがあれば、それらのエピソードを交えて答えましょう。
「前職では、食品会社で営業をしていました。新卒で入社したため、社会人として働く基本やノウハウなど、様々なことを学ぶことができました。
営業職ということもあり、クライアント先の訪問や新規開拓営業などの外回りの仕事が中心で、毎日慌ただしくがむしゃらに働いたことで、体力や精神力が身につきました。
美容カウンセラーの仕事は、営業職とは異なる仕事内容ですが、人と人とのつながりが大切になる部分は共通していると思います。
前職で培ったコミュニケーション能力を活かして、お客様に信頼してもらえるような美容カウンセラーになりたいです。」
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【例文あり】美容カウンセラーの面接で聞かれる「転職理由」の答え方
自己PRは面接で必ず聞かれる質問です。自分の強みとなる部分を、自信を持ってアピールしましょう。
「私は以前、美容部員として化粧品販売をしておりました。お客様の肌やメイクの悩みを聞いて、ニーズに合った商品の提案を行うために、商品知識や美容の勉強に励み、常に情報収集を行うことを意識した結果、店舗の売上実績で1位を獲得することができました。お客様のリピーター率も高く、たくさんのお客様に支えられたことがこのような結果につながったのだと思っています。
自分の頑張ると決めたことや掲げた目標に対して、向上心をもって取り組むことができるのが、自分の強みです。
ただ、それは自分の努力だけだと過信することなく、周囲のサポートや関わってくれた人たちのおかげだと思っているため、美容カウンセラーになってもこの気持ちを忘れずに、貴院で活躍できる美容カウンセラーを目指したいです。」
長所と短所も、面接の定番の質問です。自分のことを客観視し、良い部分も悪い部分も把握した上で、どう受け止めたり改善したりしているのかを答えましょう。
「私の長所は、誰とでも仲良くなれる社交的な部分です。初対面の人とコミュニケーションをとることに苦手意識がなく、むしろ相手のことを知りたいという好奇心が強いため、すぐに関係を築くことができます。人の話を聞くことも好きなので、聞き上手な部分も自分の長所の一つだと思っています。
短所は、心配性な部分です。自分のことよりも他人に対して心配になったり気がかりになったりするため、おせっかいになりすぎないように相手の立場になって考えるように意識しています。」
働く上で必要なスキルや資格があるかを質問すると、意欲の高さをアピールすることができます。熱心に仕事に取り組んでくれそうな印象を与えることができるでしょう。
入社までに必要なものを揃えたり、準備しておくべきことがあるのかを聞く質問です。真面目で誠実な人間性をアピールすることができるので、逆質問のタイミングで聞くのが良いでしょう。
キャリアアップ例は、求人欄やホームページに記載されていることが多いですが、具体的にどのようなキャリアを築いている人がいるのかを聞いてみましょう。
熱意を感じられる以外にも、「長く働いてくれそう」という印象を与えるため、採用に有利になる可能性が高いです。
美容カウンセラーの経験がない人は、職場の未経験者の割合を聞く質問もおすすめです。美容カウンセラーは未経験でも働ける場合が多いので、未経験者の割合を聞いておくと、安心してスタートできます。
面接の採用担当や人事の人にしかわからない質問なので、逆質問の時に聞いておきましょう。
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美容カウンセラーの面接でアピールできる【逆質問】例まとめ
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面接では、清潔感がポイントです。特に美容カウンセラーの仕事は、衛生面に配慮した清潔感のある身だしなみが求められます。そのため、面接でも清潔感のある服装や髪型を意識しましょう。
美容カウンセラーの面接には、ベーシックカラーのシャツやジャケットがおすすめです。スーツじゃなくても、きれいめの清潔感のある服を選びましょう。
シワや汚れなどがないかをチェックして、髪型は一つにまとめて爽やかな身だしなみにすると好感を持たれます。
美容カウンセラーはお客様と密に関わる仕事のため、面接では「好感を持たれる人柄であるか」という点をチェックされています。そのため、面接では愛想よくハキハキとした受け答えを意識しましょう。
美容カウンセラーの面接対策として、ぜひお役立てくださいね。