今日からできる！エステティシャンの手荒れ予防

1、手へのダメージを少なくしよう

熱いお湯を避ける

エステティシャンという職業柄、どうしても手荒れしやすいのが現実。頻繁に手を洗ったり、消毒をして清潔に保つことを意識しなくてはいけないので、気が付くと手が荒れているなんてことが多いようです。でもお客様の顔や体に直接触れて施術するのに、手がガサガサな状態というのは避けたいもの。そのため日頃から手へのダメージを少なくする工夫が必要になります。
 
まず手を洗う時は熱いお湯ではなく、水にして使うようにしましょう。熱いお湯は肌への刺激が強く、乾燥も引き起こしてしまいやすいのです。そのため使う時には、極力水に切り替えるようにすると手荒れを予防することに繋がります。寒い冬はぬるま湯程度にして、肌へのダメージを少しでも軽減するようにしておきたいですね。
 

低刺激のハンドソープ・洗剤を使う

 
手を洗う時に一緒に使うハンドソープや、汚れた道具やタオルを洗う時に使う洗剤は、できるだけ低刺激のものを使うようにしましょう。無添加や植物由来のものだと安心です。さらに保湿成分が入っていると洗った後の乾燥も防いでくれます。選ぶ時に迷ってしまったら、敏感肌用や乾燥肌用、子供と一緒に使えると書いてあるものは低刺激なものが多いので、手荒れを気にするエステティシャンの方にもおすすめですよ。いくら低刺激とはいっても、洗う時にはすすぎ残しがないように手首までしっかりと洗い流すようにしておきましょう。
 

手袋を付ける

仕事中においても普段の食器洗いにおいても、基本的に水仕事の時は手袋を付けるようにしましょう。肌に刺激を与えることを防いでくれる手袋が、手っ取り早くかつ効果的な手荒れ予防とも言えます。手にダメージを与えてしまいやすい仕事であるため、ケアをするだけでは限界があります。それなら、あらかじめ手袋をして負担を少なくすることが大切なのです。ただ、なかにはゴム手袋を使うと逆にその素材で手荒れを起こす人もいるので、自分の肌に合った素材の手袋を使うようにしてください。
 
 

2、ハンドケアにはマストなハンドクリーム

香りは控えめに

エステティシャンの手荒れを予防するには欠かせないハンドクリーム。そんなハンドクリームを使うことはハンドケアとして必ずやっておきたいことですが、エステティシャンという仕事をしている以上、心掛けておきたいポイントがいくつかあります。
 
まず、ハンドクリームの香りは控えめなものを選ぶようにしましょう。香りの強いハンドクリームを塗っていると、接客をしている時や施術の際に香りが漂ってしまいます。ほんのり香る程度ならいいかもしれませんが、特に施術前にはなるべく無香料のハンドクリームを使う方が無難です。
 

成分をチェック

ハンドクリームは大きく分けて「保湿系」「ビタミン系」「尿素系」のジャンルに分けられます。保湿系はヒアルロン酸、セラミドなどが入っているもので、乾燥によってカサカサした手荒れに効果的です。ビタミン系は冷え性で血行が悪く、ヒビやあかぎれで荒れてしまっている人におすすめ。尿素系は肌が硬くゴワゴワとしているのを、尿素で肌を柔らかくしてくれる効果があるので、手荒れがひどい時というよりも、肌のゴワつきを和らげたい時に使いましょう。
 
自分の今の手の状態をしっかりと見極めて、より効果的な成分が入っているハンドクリームを使うようにしてくださいね。
 

夜は集中ケア

エステティシャンなのだからこまめにハンドクリームを塗り直してケアしなくてはいけないとはわかっていても、仕事に追われているとどうしてもおろそかになりがち。それなら時間のある夜に集中ケアをしてあげましょう。
 
寝る前にたっぷりのハンドクリームを塗り、しっかりと肌に馴染ませます。血行を促すためにマッサージもしておくと良いでしょう。それだけでもOKですが、その上からさらに綿かシルク素材の手袋をすると保湿効果が高まり、手荒れを改善してくれると言われています。夏場の暑い時には熱がこもりやすいので、さっぱりしたハンドクリームに切り替える、もしくは通気性の良い手袋を使うようにしてケアをしましょう。
 
 

3、まとめ

エステティシャンという美のプロである以上、常に美しさをキープしなくてはいけません。でも毎日の施術やそれ以外の雑務などによって、手荒れを引き起こしてしまうのも事実です。大切なお客様に直接触れるため、特に手荒れに関しては予防とケアを怠らずにしておかなくてはなりません。
 
気持ち良くエステの時間を楽しんでもらい、エステティシャンとして憧れられるような存在になるべく、日頃からハンドケアは徹底して行うようにしておきましょう。