エステティシャンはアルバイトやパートの募集もよく見かけますが、やはり正社員として働くことに憧れを抱く方も多いでしょう。ただ給料が安定していることは想定できても、それ以外にはどんなメリットがあるのか気になりますよね。
そこで正社員という働き方や仕事の流れ、パートとの違いについて解説します。
正社員で働く最大のメリットは雇用が安定するということです。毎月一定の給料やボーナスがもらえることは正社員の特権です。また健康保険や年金などの社会保険の加入や、手当や交通費の支給などの様々な福利厚生を受けられるのも正社員ならではの待遇といえるでしょう。
また女性が多いエステティシャンにとっては、産休や育休もありがたい制度です。正社員でなければ辞めるしかありませんが、これらの制度を利用すれば再び同じ職場で働くことができるため、結婚や出産後も仕事を続けたい人に適しています。
そのほかには独立を希望する人を支援するサポートや、キャリアアップができるのも正社員として働く魅力といえるでしょう。
開店に向けての準備やサロン内の清掃、着替えや身だしなみのチェックなどを行います。
開店前にはスタッフで朝礼を行います。その日の予約状況の確認や情報共有するべきことなどを話します。
自分の担当するお客様のカウンセリングや施術を中心とした業務になります。施術はコースによっても異なりますがお客様一人につき1〜2時間程度となり、予約がない時はサロンワークや事務作業を行います。
早番・遅番のシフト制のサロンなら交代で休憩をとったり、次のお客様の予約時間までにタイミングを見つけて休憩をとります。忙しい日はゆっくり休憩をとるタイミングがないため、簡単に済ますことのできるお昼ごはんが適しているでしょう。
休憩のあとは午後に来店されるお客様の施術を行います。平日の夕方以降は仕事帰りの女性が多い傾向にあるでしょう。予約がない時間帯はPC作業やDMの作成を行います。
シフト制のサロンなら早番の時は18:00に退勤することができますが、その日の混雑状況などから残業が発生する場合もあります。閉店後は売上管理や日報の作成、サロンの清掃、明日のスケジュールを確認してから退勤する流れとなります。
パートの場合は時給制になるため働いた分のみの給料となりますが、正社員の給料は月給制なので毎月安定した収入を見込めます。またサロンによってはボーナスの支給があったり、インセンティブが支給される場合もあるでしょう。
一般的にエステティシャンの正社員の給料は、月給20〜25万円が多いですが、店長クラスになると30万円以上になるところもあるようです。
パートは短時間勤務になりますが、正社員はフルタイム勤務が基本です。一日8時間、週5日勤務に加えて残業が発生したり研修を受けることもあるため、仕事に関わる時間を含めると、パートよりもはるかに多くなるでしょう。
なかにはフレックス制を設けていたり、有給や特別休暇の取得ができる場合もあるため、プライベートとの両立がしやすいサロン選びが大切です。
パートでも交通費の支給や条件を満たせば社会保険に加入することも可能ですが、正社員の方が手厚い福利厚生や待遇を受けることができます。エステティシャンの場合は、スキルや資格の有無によって手当が出たり、転勤があるところでは住宅手当が支給されることもあるでしょう。
またスポーツクラブを割引価格で利用できたり保養所の利用など、正社員だからこそ受けられる待遇があることは、働く上でのモチベーションになります。
正社員は社会的な信用が高くなる点はメリットですが、プレッシャーを感じることが多いのも事実。覚えなければいけない仕事も増え、パートとして働くよりも責任感を持たなくてはいけません。
ただ正社員という働き方は社会人としての自覚が芽生え、自分自身の成長にもつながります。
キャリアアップをしたい人は正社員という働き方が適しています。エステティシャンとして何年か勤務したら、リーダーやー店長というポジションを目指すことも可能です。
アルバイトやパートでもキャリアアップをすることはできますが、その場合は正社員登用制度のあるサロンを選ぶようにしましょう。
エステティシャンの正社員の働き方をご紹介しました。パートよりも責任のある仕事が増えたり時間の融通がききにくい点がありますが、安定した給料や待遇を受けられることは魅力的ですよね。ぜひ今後の仕事探しの際の参考にしてみてください。