美容部員が働くのは、百貨店の化粧品売り場を思い浮かべる人も多いと思います。華やかで高級感ある雰囲気は、まさに女性の憧れの空間ですよね。
ただ美容部員は百貨店だけではありません。ドラッグストア、ショッピングセンターの化粧品売り場、商業施設にあるコスメショップなど、働く場所は様々です。どの場所でも化粧品の接客販売を行うため、商品知識やスキンケアの知識、メイクアップ技術が求められます。
美容部員は、化粧品メーカーに就職をして配属先が決まるパターンと、ドラッグストアやコスメショップなどに就職するパターンがあります。化粧品メーカーに就職した場合は自社ブランドの商品を販売しますが、そうでない場合は様々なメーカーの商品を取り扱います。
同じ美容部員だとしても、就職先や取り扱う商品によって、覚える知識や接客スタイルにも違いがあることを知っておきましょう。
美容部員の勤務形態は、シフト制のところが多いようです。早番と遅番に分かれて勤務するのが一般的であり、曜日によって出勤時間が異なるため、不規則な生活スタイルになりやすいでしょう。
また勤務する店の営業時間に応じた勤務になるため、働く場所によっても勤務時間に違いがあります。基本的には「実働7.5時間・休憩1.5時間」の、9時間拘束の勤務スタイルが多いでしょう。
美容部員のキャリアアップは、店長やエリアマネージャーを目指すことができます。美容部員として経験を積んだのち、実績を評価されて店長を任されたり、さらには複数の店舗の売上管理や人材管理を行うエリアマネージャーにステップアップすることも可能です。
また美容部員の経験を活かして、ほかの職種に転職をする道もあります。メイクアップアーティストやエステティシャンといった同じ美容業界で活躍をする人もいるので、美容部員で身につけたスキルや経験を活かせるキャリアアップを目指しましょう。
美容部員は結婚や出産といった、女性のライフステージの変化にも柔軟に対応してくれるところが多いでしょう。特に子育て中のママは、独身の時のようにフルタイムで勤務するのが難しくなります。そのため時短勤務に切り替えたり、パートとして勤務をする人もいます。
もし結婚後も仕事を続けたいのであれば、そのようなライフステージの変化に対しての理解がある職場や託児所がある職場、産休や育休の取得実績がある職場を厳選して選ぶと、自分がその立場になった時でも安心して働くことができるでしょう。
美容部員の働き方についてご紹介しました。化粧品販売を行うことは共通していますが、働く場所や就職先によって、取り扱う商品や覚える知識にも違いがあることがわかりましたね。
また女性が活躍する仕事でもあるため、結婚や出産を経ても続けられるのがメリットだと思います。「ストレスなく働きやすい職場環境」に重点をおいて求人を探すことがポイントです。