美容部員は「ブランドの顔」として働く必要があります。そのため、まずは自社ブランドのイメージやコンセプトを的確に把握して、メイクをすることが美容部員の基本です。一般的に、国内ブランドはナチュラルで質感重視のきれいなメイク、海外ブランドは個性的でマットな質感が特徴のかっこいいメイクが多いでしょう。
「自分のしたいメイク」ではなく、「ブランドイメージに合うメイク」を心得て、メイクをするのが美容部員のマナーといえます。
美容部員は接客業のため、清潔感を重視しなくてはいけません。濃いメイクをするブランドだとしても、清潔感を感じられるメイクにする必要があります。
メイク崩れや肌荒れは、美容部員としての清潔感が感じられないため、日頃から高い美意識が求められるでしょう。
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美容部員は店頭に立って長時間接客を行うため、どうしてもメイクが崩れやすい環境といえます。特に冬場は、暖房による乾燥に悩まされる人も多いでしょう。そのため、美容部員は崩れにくいベースメイクを意識する必要があります。
朝は洗顔をしてしっかり保湿をすることが基本です。スキンケアをしてすぐにベースメイクをするのではなく、少し時間をおいて肌に馴染ませてから行うのがポイント。どれだけ忙しくてもスキンケアは入念にするようにしましょう。
次にベースメイクですが、下地を塗った後、リキッドファンデーションを塗ります。パウダーファンデーションも良いですが、肌に密着するリキッドファンデーションの方が崩れにくく、美容部員に適しているでしょう。コンシーラーでクマやニキビ跡をカバーして、最後にフェイスパウダーで仕上げて完成です。
フェイスパウダーは顔全体にふんわり付けることがポイントですが、鼻やおでこなどの皮脂の分泌が多い所を重点的に付けるように意識しましょう。眉にも付けておくと描きやすいですよ。
アイメイクはトレンドが反映される部分です。アイシャドウはトレンドカラーや新色を取り入れると、接客に活かしやすいでしょう。
つけまつげやまつげエクステは禁止されているブランドが多いので、マスカラやアイラインで目力を出せるように工夫することが大切です。なかには、まつげパーマはOKの場合もあるので、自社ブランドの規定に合ったアイメイクを心がけましょう。
顔色が悪いと印象が悪くなってしまうため、チークやリップで血色感を出して健康的なメイクを意識しましょう。リップはブランドによって色が決められている場合もあります。ブランドイメージに合う色をチョイスすることがポイントです。
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肌に密着して美しく仕上がるリキッドファンデーション。カバー力も高いため、多くの美容部員が使っていると思いますが、リキッドファンデーションをムラなく塗るためには、スポンジやパフを使いましょう。
肌に直接のせて手で伸ばしていく人が多いかもしれませんが、スポンジやパフを使用した方が、均一に伸びて薄付きで自然な仕上がりになります。頬、おでこ、鼻、口周りの順番に、内側から外側に向けて優しく伸ばしていき、小鼻や目元などの細かい部分や皮膚が薄い部分は、スポンジやパフに残ったファンデーションで馴染ませていく程度でOK。厚塗りは崩れやすくなったり、老けて見えるので要注意!
イエベとブルベは、パーソナルカラーと呼ばれるものです。肌の色が、黄味が強いイエローベースか、青みが強いブルーベースかを知ることによって、自分に似合うメイクやファッションの参考になるため、最近は多くの雑誌やメディアでも取り上げられていますよね。
例えば、イエベはツヤ感のあるメイクで、ベージュ系やコーラル系のカラーがよく合いますが、ブルベは透明感を活かしたメイクで、青みピンクや真っ赤なリップが映えます。
美容部員として、パーソナルカラーの知識を身につけておくと、お客様に説得力がある接客をすることができるでしょう。
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美容部員は華やかさが必要ですが、濃すぎるメイクはNG。ナチュラルメイクや品のあるメイクを心がけるようにしましょう。
ブランドによってははっきりとしたメイクを求められる場合もありますが、ただ濃くするのではなく、色の濃淡を付けてメリハリのあるメイクにするのが基本です。
一度、美容部員はどのようなメイクをしているのか、見に行ってみると良いでしょう。
美容部員は化粧品を販売する仕事です。そのため、ノーメイクで店頭に立つのは、美容部員としてあるまじき行為。メイクをするのは、美容部員の掟のようなものです。
どれだけ忙しくても朝は早く起きて、丁寧にメイクを行うようにしましょう。
美容部員はメイクが好きな気持ちが大切ですが、あくまでもブランドの顔としての立場をわきまえる必要があります。ブランドイメージにそぐわないメイクをしたり、マニュアルを無視した自己主張の強いメイクは、美容部員としてふさわしくありません。
美容部員のメイクは、ブランドのイメージを左右したり売上にも影響するくらい重要なことです。美容部員は、自社ブランドで働く責任と誇りを持つことが大切です。
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メイク以外にも、髪型やネイルにも気を使う必要があります。美容部員の髪型は、清潔感が第一なので、夜会巻きのようにタイトにまとめることが一般的です。髪型は、ブランドごとに決められている場合が多いので、その規定に従いましょう。また、髪色は黒髪もしくは6〜7トーンに指定されているため、明るすぎる髪色はNGの場合が多いです。
ネイルは、装飾がないシンプルなデザインが好ましいでしょう。タッチアップを行う際に、お客様の肌に直接触れる機会もあるため、肌を傷つけることのないデザインが大前提です。
カラーは、ピンクやベージュなどのヌーディーカラーが良いでしょう。
もしくは、自社ブランドのネイルポリッシュを使用すると、お客様に接客をする際に商品の提案を行いやすくなるので、積極的に取り入れていくと良いかもしれません。
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美容部員のメイクマナーや、必要な知識についてご紹介しました。美容部員はプロフェッショナルとしての自覚や、ブランドイメージに合った身だしなみを心がける必要があります。
美容部員になりたい人は、ぜひご参考にしてみてくださいね。
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