美容部員はスキンケア用品の販売を行うため、肌の構造や肌トラブルが起こる仕組みなど、肌に関する深い知識が求められます。
また人によって肌質は異なるため、それぞれに適したスキンケア用品を提案するためにも、正しい知識を身につける必要があります。
美容部員として働くなら、自社ブランドの商品知識は必須です。ブランドによって展開する商品の種類や数は違いますが、お客様に販売するために商品のセールスポイントや特徴を把握しておかなければいけません。
流行の移り変わりが激しい美容業界では、シーズンごとに新作が入荷します。美容部員は流行に敏感でなくてはいけないので、トレンドカラーやトレンドメイクの知識を身につける必要があります。
また美容部員は幅広い知識が求められるので、自社ブランド以外にも他社ブランドの商品や人気アイテムについても知っておくと良いでしょう。
いくら魅力的な商品を販売したとしても、美容部員の接客が悪ければお客様に満足していただくことはできません。接客態度や言葉遣い、所作や立ち居振る舞いなど、接客マナーの知識も求められます。
お客様にメイクを行うことをタッチアップといいます。タッチアップの際にはメイクアップ技術が必要になります。お客様の骨格や肌質に合うメイクを提案したり、商品説明しをながらメイクアップを行う技術が求められます。
美容部員にはお客様の要望や肌悩みをしっかり聞き取る役割があります。接客の際にはカウンセリング力が必要になるため、お客様とのやりとりが非常に重要になります。
美容部員にはコミュニケーション能力が必要不可欠だといわれています。それはお客様との会話を通して、最適な商品を提案するためです。コミュニケーション不足だと、お客様の求めていることが把握できず、その結果合わない商品を勧めてしまうことになります。
そのためお客様の求める商品の提案や、悩みを解決するためのアドバイスをする美容部員には、コミュニケーション能力が必要になるのです。
美容部員がスキルアップをするためには、メイクの練習を欠かさずに行うことが大切です。メイクアップ技術は研修の時に学ぶことができますが、入社後も日頃からメイクの練習をすることでさらなるスキルアップにつながります。
新作が入荷したらその商品が一番魅力的に見えるメイクアップのやり方を研究したり、自分自身や友だちに練習台になってもらってメイクを施すことで、メイクの腕はぐんぐん向上します。今の自分のスキルに満足せず、向上心を持つことがスキルアップのポイントです。
スキルアップを目指すなら、資格の取得もおすすめです。美容部員は資格がなくても働けますが、スキルアップのために取得をする人も多くいます。
美容部員が持っていると有利な資格は、「日本化粧品検定」「日本メイクアップ技術検定」などがあります。受験資格もなく、美容部員として働きながら取得を目指しやすい資格です。
美容部員にはメイクアップ技術以外にも、化粧品やスキンケアに関する幅広い知識が必要です。
スキルアップをするためには、学ぶ姿勢と挑戦する気持ちが大切になります。スキルを磨けばキャリアアップにもつながるため、向上心を持って取り組むようにしましょう。