美容部員は自社商品の化粧品を使ってメイクをするのが基本です。お客様に「この化粧品を使うとこのようなメイクができますよ」と示す必要があり、いわばお手本のような存在です。
そんな美容部員がつけまつげを付けていたらどうでしょうか?マスカラを探しているお客様に「私はつけまつげなのでマスカラは使っていませんが、おすすめですよ」と接客をしても説得力がありませんよね。むしろ「マスカラよりもつけまつげの方がいいかもしれない」と思わせることになり、商品が売れなくなる恐れも。
そのため美容部員は、自社商品を売るための妨げになるようなメイクは控え、自分の技術で美しく見えるメイクをすることが求められます。
つけまつげと同様に、まつエクもNGとされている場合が多いでしょう。まつエクを付ければ、華やかで印象的な目元になりますが、マスカラは必要がなくなります。お客様はメイクが上手な美容部員を参考にしたいと思っているため、そんな美容部員がまつエクを付けてマスカラを使っていないとわかると、購買意欲も下がってしまうことに。
またまつエクは長さやボリュームによって印象が大きく変わります。そうすると目元が華やかになりすぎてしまい、ブランドイメージに合わなかったりお客様に不快な気持ちにさせてしまうことも想定されます。
美容部員はつけまつげもまつエクも避けて、自まつげで勝負することが望ましいでしょう。
美容部員は自分の好きなメイクができるわけではありません。それぞれの化粧品メーカーやブランドによってメイクの規定やルールが定められているため、そのマニュアルに沿ったメイクをします。
つけまつげやまつエクに関しては基本的には禁止されていることが多いですが、自社商品としてつけまつげを販売しているブランドや、ナチュラルなまつエクならOKとされている場合もあります。
もしつけまつげやまつエクをしたい場合は、事前に確認をしておき、どの程度なら問題ないのかを知っておく必要があるでしょう。
まつエクはNGでもまつげパーマは許可されている場合もあります。まつげパーマは自分のまつげにパーマをかけてカールさせるので、ナチュラルに目元を盛ることができます。まつエクよりも低価格でなおかつ持ちも良いのがメリットでもあります。
まつげパーマをしておくと、ビューラーを使わなくてもキレイなカールをキープでき、マスカラを使用することも可能です。まつげパーマは1ヶ月〜1ヶ月半程度持つので、まつエクからまつげパーマに変更する人も増えています。
「朝はまつげが上がっていたのに、夕方になるとだんだん下がってくる」という悩みを抱える人が多いと思います。そんなときはマスカラ下地を使うとカールのキープ力が上がるのでおすすめです。
カールのキープ力以外にもボリュームアップやマスカラのダマを防ぐこともでき、美しい目元を手に入れることができるので、マスカラ前に下地を仕込むのも一つの対策です。
まつげが下がりやすい人は、ビューラーでしっかり根元が上がっていない可能性があります。朝のメイク時に、ビューラーで根元からぐっとはさみ、徐々に力を抜きながらビューラーを上に向けてカールさせると、キレイなまつげを作り上げることができます。
力を入れすぎるとまつげが切れたりカクカクと不自然な状態になってしまうため、力加減には注意しましょう。
まつげが短かったり少ないとつけまつげやまつエクに頼りたくなると思います。ただこれらを禁止されていると、自まつげでキレイに見せなくてはいけません。
そんなまつげにコンプレックスがある人は、まつ育をしてみましょう。まつ育とは、まつげを長くしたりボリュームを出すためにケアをすることです。専用のまつげ美容液などを継続して使用することで、自まつげがどんどん育っていくため、つけまつげやまつエクいらずの、美まつげを目指すことも可能です。
また日頃からクレンジングの際に目元を強くこすらないようにしたり、まつげに負担がかかることを防ぐのもまつ育の大切なポイント。自まつげを育てると自信につながるため、すぐにでもトライしてみてはいかがでしょうか。
美容部員はつけまつげやまつエクを付けることは、基本的にはできないと思っておきましょう。ただ例外として許可されていることもあるため、その場合はどのような条件であればOKなのかも確認しておくと安心です。