美容カウンセラーは女性に人気の職種ですが、子育てをしながら働くことはできるのでしょうか?ママになっても活躍するためには、サポート体制が整っているクリニックを選ぶことが大切です。
今回は、子育てをしながら美容カウンセラーとして働くためのポイントをご紹介します。
INDEX
美容カウンセラーの主な業務は、カウンセリングです。カウンセリングは、お客様の悩みや希望をヒアリングして、一人一人に合ったプランを提案します。
お客様が安心して診察や施術を受けられるようなサポートや声かけをして、信頼関係を築くことが大切です。
受付業務は、お客様の受付や電話対応、予約管理などを行います。クリニックに来たお客様と最初にやりとりを行う場所になるため、笑顔で愛想よく対応する必要があります。
美容クリニックは保険診療ではないため、お客様の自己負担になります。扱う金額が大きいため、ミスのないように注意しながら対応しなくてはいけません。
お客様の受ける施術やコースが決まったら、契約の手続きを行います。高額な料金の場合はローンを組むこともあるため、契約の手順をしっかり把握しておかなければいけません。
お金に関わることなので、慎重に進める必要があるでしょう。
クリニックは常に清潔感のある状態をキープしなくてはいけません。お客様が利用する場所や手が触れる箇所はこまめに消毒や掃除をし、衛生面への配慮を心がけましょう。
カウンセリングや施術の記録・経過などの情報をカルテにまとめます。お客様の情報を正確に記録し、次に来院した時にスムーズに対応できるようにしておきます。
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美容カウンセラーってどんな仕事?どんな人が向いている?
美容カウンセラーは妊娠中でも働くことは可能です。ただ、妊娠中は体調の変化が大きく、個人差もあります。特につわりの期間は、体調が不安定になるため、休まざるをえない状態になることもあるでしょう。妊娠後期になると、お腹が大きくなることで腰痛に悩む人も少なくありません。
妊娠中は体調面以外にも、匂いに敏感になりやすい時期です。化粧品やアルコール消毒の匂いなど、今までなんとも感じなかった匂いが、妊娠中は受け付けなくなる場合もあります。
美容カウンセラーは気を遣う場面も多いため、妊娠中は心身ともにストレスや負担がかからない働き方を心がける必要があるでしょう。
妊娠がわかったら安定期に入るまでは伝えたくないと考える人も多いと思いますが、働く上では周りのサポートや理解が必要です。妊娠初期の段階で上司に報告しておくと、体調不良による欠勤やシフトの調整などに対応してくれるため、早めに伝えた方がよいでしょう。
同僚への報告は、安定期に入ってからが無難です。タイミングや伝え方などには、十分配慮するようにしましょう。
産休は「産前産後休業」のことで、出産予定日の6週間前〜出産後8週間まで取得できます。正社員に限らず、パートやアルバイトなど働く女性全てが取得できる制度です。
産休を取得すると、加入している健康保険組合から「出産手当金」を受け取ることができます。
育休は「育児休業」のことで、子どもが1歳になるまで取得できる制度です。最近は女性のみならず、育休を取得する男性も増えてきています。育休は最長で2年取得することが可能で、ママとパパで交代して取得する家庭もあるようです。
育休中は「育児休業給付金」が国から支給されます。
勤務するクリニックによっては、出産手当やお祝い金などを支給しているところもあります。美容カウンセラーは女性が活躍している仕事のため、出産や育児のサポートが充実しており、独自の支援を行っている場合が多いでしょう。
事前にどのような手当や支援があるのかを把握しておき、手続きのやり方まで確認しておくと安心です。
仕事復帰をする時は、まずは自分の心身の状態に合わせて、無理のないペースで仕事ができる働き方を考えてみましょう。
復帰後は、出産前と同じ勤務時間では負担が多いため、時短勤務に切り替えて働く人が多いようです。早番で5〜6時間勤務し、夕方には仕事を終える働き方であれば、保育園のお迎えにも間に合うため、仕事と育児の両立ができるでしょう。
美容カウンセラーを子育てしながら続けるためには、ママが活躍しているクリニックを選ぶことがポイントです。ママが多いクリニックは、産休や育休の取得実績があり、さらには復帰率も高いため、子育てをしながら働きやすい職場環境であるという証拠。なかには、クリニックに託児所が完備されているところもあります。
そのような職場環境であれば、子どもの急な発熱による欠勤や早退などにも柔軟に対応してくれるため、ママでも安心して働くことができるでしょう。
子育てをしながら働くのはとても負担がかかること。ママ一人で全てをこなそうとすると、キャパオーバーになってしまうこともあるため、協力できる人を探したり子育てママ向けのサービスを積極的に利用したりしましょう。
子どもの保育園の送迎は「朝はパパが担当して夕方はママがお迎えに行く」と分担すると、負担も軽減されるため、夫婦間でよく話し合うことが大切です。
また、ネットスーパーを利用したりミールキットを注文したりと、家事の負担を減らす工夫をすることで、仕事と育児の両立もしやすくなるでしょう。
美容カウンセラーは女性が働きやすい仕事なので、ママになっても働き続けることができます。育児との両立を目指すなら、自分と同じ境遇のママが活躍しているクリニックを選ぶことがポイントです。もし今の職場で働きづらさを感じるなら、働くママのサポート体制が整っているクリニックに転職をするのもおすすめ。
ライフステージの変化は誰もが経験することなので、入社する時に入念に調べておくことが大切です。